これからyoutubeやブログを始めたいと思っている方向けの自作PCの入門記事です。
久しぶりに自作するって方にも参考にしていただければ、うれしいです。
4度の経験して、トラブルを乗り越え、10年以上、各世代を見てきました
かく言うボクもyoutubeとブログをやりたくて、4代目の自作PCを組みました。
まだ、始めたばかりで小さなチャンネルですが、いろいろと勉強してやっています。
youtubeの動画編集は、スマホでもやろうと思えばできます。
ボクの場合も最初は、iPhoneで始めました。
そのあと、もう少し色んなことをしたい、効率よく作業したいということで、10年以上使い続けたメインPCを最初は、メインパーツだけを変えて、使いまわせるパーツは、使いまわすプランでしたが、これは、あんまりよくなかったみたいですね。
ボクの場合は、10年以上使っていたというのがあったので、パーツが故障している可能性と世代が変わったことによるパーツの相性等の問題があるので、後からいろいろ調べたところ、長年使ったものは、できるだけ変えてしまったほうがいいそうです。
その意味は、今回のトラブルにあって、身をもってわかりました。
わかりましたが、たぶんまた同じようにパーツを変えるでしょうね。
それが、自作PCのいいところですから。
使えるパーツだけアップグレードしたり、メインパーツを変えてサブパーツを使いまわすとかができることで予算を抑えられたりします。
意外と買ってきたパーツだけで組むと問題なく動いたりするんじゃないでしょうか。
ボクの場合は、まさかのパーツが初期不良でしたが。。。
まぁ、そういった問題を乗り越えて、動いた時の達成感がたまらないんです!
自作PCを選ぶ時の目的を明確にする
何を目的にするかで、どういったPCを用意するかが変わる
パソコンを選ぶときにデスクトップかノートPCかという使い方の部分から選ぶパターンがありますが、ここでは、目的別でそれらも選択していきます。
なぜなら、パソコンのスペックは、圧倒的にデスクトップPCが有利だからです。
今は、ノートPCでもスペックの高いものもありますが、価格がかなり高くなります。
この記事を読んでくださってる皆さんは、やはり、コストの部分もかなり意識しているかと思います。
ブログを書くぐらいでしたら、ノートPCにして、カフェでお茶しながら、作業をするというのもいいと思いますが、動画を扱うとなると、ノートPCでは、非力です。
やはり、作業性というところも考えるとある程度のスペックは必要かと思います。
Mac book Proという選択肢もありますが、コストがずば抜けて高いです。
また、グラフィック系のアプリケーションを使う場合は、ショートカットキーなどを多用することで作業性を上げますので、できるだけ、キーボードやマウスは操作性がいいものがよいと思います。
ボクは、ビジネスPC等についてくるフルサイズキーボードとトラックボールマウスを使っています。
テンキーや「PageUp」「PageDown」あたりのキーがないと作業性が落ちます。
トラックボールマウスは、画像処理系のアプリケーションを使うときに向いていると思います。
マウスを動かすときにマウスの位置を気にする必要がありません。
ということで、今回は、動画編集用に適したPCを選んでいきたいと思います。
スペックか、コストのどちらを重視してパーツを選ぶか
パーツ選びで一番悩むのがスペックとコストのバランスで、悩むのではないでしょうか。
お金をかければ、スペックの高いPCを組み上げることはできますが、どこまで予算をかけるかが悩ましいところです。
CPU(中央処理装置)
まずは、パソコンの処理の中枢のコアとなる、CPUを決めていきましょう。
CPUによって、マザーボードにはめ込むソケットの形状が変わりますので、
これが基準でパーツ選びが始まります。
CPUは、IntelかAMDのどちらかのメーカー選びます。
Intelは、core iシリーズになります。
AMDは、Ryzenシリーズになります。
これらには、それぞれ世代があって、選ぶ際には、注意が必要です。
ちなみにcore iシリーズは、2008年以降から10世代以上になります。
Ryzenシリーズは、2017年以降で3世代目になります。
この2つの違いは、簡単に言うと
・Intelは、安定性・高コスト
・AMDは、ロマン重視・低コスト
というところになると思います。
Intelは、過去・現在ともにシェア率も高く、アプリケーションがIntel用に設計されていたり、安定性とパフォーマンスがよい部分がありますが、価格帯がAMDと比べると高いです。
AMDは、アプリケーションの優遇制は、あまりありませんが、技術的には、パフォーマンスが高く、価格帯が低めです。
ただ、稀にパーツ同士の相性問題が発生します。
特にメモリが多いです。
ボクは、安定性が売りなIntel製のCPUでも相性問題が出たことがありましたが。
動画編集をするなら、CPUとグラフィックボードの両方がバランスのよいスペックでないといけません。
どちらかが性能が高すぎてもボトルネックとなり、思ったほど、性能が出なかったりします。
ボトル(瓶)の大きなものでも注ぎ口(ネック)が細いと、液体を流す能力が低くなる。
つまり、一部の性能が高くても他の性能が低ければ、足を引っ張り、結果として、性能が低くなってしまうこと。
そのため、事前にベンチマークをしている情報を調べておいて、組み合わせを考えておくのがいいでしょう。
ベンチマークについては、いろいろなサイトで検証されているので、ここでは、やりませんが、ボク自身が採用した組み合わせをのちほど、ご紹介したいと思います。
また、CPUを選ぶときにGPUの機能を持っているCPUとそうでないCPUがあります。
あとで、GPUについては、説明しますが、これがないと画面に出力することができません。
動画編集をする方でしたら、CPUについているGPUでは、非力でノートパソコンと同じような性能になってしまいますので、グラフィックボードを取り付けます。
この画像処理特価型の装置がデスクトップパソコンの性能を優位にしている大きな要素ですね。
IntelのCPUには、GPUが付きのモデルが多く感じますが、AMDのCPUは、GPU付きのラインナップが比較的少ないです。
自作PCで、トラブルが起こった時の動作テスト用として、使うことが多いので、問題が起こった時の保険としての選択肢となるかと思います。
マザーボード
マザーボードは、すべてのパーツを取り付け、制御するパーツになります。
このパーツによって、処理速度が極端に変わったりすることは、ありませんが、
使われているチップセットや電源供給によって、パーツの性能をより引き出したりとかあると思いますが、パーツの安定性のほうが大きい要素になると思います。
オーバークロックなどをやりたい方でしたら、上位クラスの設定項目が多いものを選ばれるといいと思いますが、まだまだ、初心者には、ハードルが高い分野です。
マザーボート選ぶポイントでCPUソケット、チップセット、電源管理、メモリ速度があります。
また、外見や使い勝手でマザーボードのサイズやバックパネルのコネクタ種もありますね。
マザーボードのサイズは、PCケースのサイズに関係してくるので早めに決めておいたほうがいいですね。
性能重視で決めるにしても外見は、とても大事ですから。
マザーボードのサイズは、現在主流なもので、大きい順から
・ATX
・Micro ATX
・mini ITX
とあります。
大きさなんて関係ない!性能重視!という方は、一番上のATXですね。
ちなみにボクは、これです。
PCケースもハイタワー型のものにしています。
大は小を兼ねるといいますから、大きいのにしておいたら、いろいろ拡張できます。
今も10年前に自作したものを使いまわして、使っています。
できるだけ、小さいのがいいという方、miniATXになりますが、小さいと性能に制限が出てきます。
特にグラフィックボードは、ケースの大きさによって、収まらないということもあるので、PCを設置する場所と収納するパーツの大きさを確認して、選定する必要があります。
メモリ
メモリは、一時的にデータを保存しておく領域になります。
例えば、写真を加工しようとアプリケーションを開いた場合、そのアプリケーションと写真は、メモリの中に展開されていることになります。
このメモリの容量が小さければ、極端な話、メモリ不足で開かなかったり、動作が遅くなったりします。
メモリの領域がいっぱいになるとそのほかの保存領域が使われますが、そのほかの装置でハードディスクやSSDに保存され、動作しますが、メモリより遅いため、動作が遅くなります。
また、メモリには、スピードがあり、このスピードは、体感はあまりできないと思いますが、そのほかのCPUやGPUの連携上、遅すぎたり、早すぎたりすると動作が安定しなかったりします。
基本的にCPUが推奨している速度があるので、その速度にあったメモリを用意して、その速度で動かせば、問題はないと思います。
ちなみにメモリもオーバークロックモデルがあり、これは、比較的簡単ですが、メモリが対応している速度までクロックを上げることができます。
メモリの場合ですと、現在主流のDDR4規格のメモリで
2133MHz、2400MHz、2666MHz、3200MHzとまだ上の数字はありますが、このあたりになるかと思います。
この数字は1秒間に何回データの転送をしたかを表しており、例えば、3200MHzは、1秒間に32億回のデータ転送をしていることを表しています。
数字が高いほうが、良さそうに見えますが、これは、CPUとのバランスが重要になりますので、CPUにあったもの、推奨しているものを選びましょう。
GPU(画像処理特化型演算装置)
これは、グラフィックボードといわれるものに搭載されている装置になり、画像関係の処理を担当しています。
これがないと、ディスプレイに出力することができません。
GPUがついていないCPUをつけて、グラフィックボードもつけていなくて、画面が映らないという事例は、自作PC初心者がたまにやってしまうミスのようです。
このパーツは、PCの性能に大きくかかわってくるので、ボクの事例の時に説明したいと思います。
ストレージ(保存装置)
データを保存しておく装置になります。
写真データやワードなどの文章、表計算データ、そのほかのデータと呼ばれるものがすべてここに保存されます。
また、OS Windowsなどのプログラムファイルもここ保存されます。
ストレージの種類は、大きく分けて2つです。
・HDD(ハードディスク)
・SSD(ソリッドステートドライブ)
HDDは、昔からある技術で、ディスクに書き込みをするものになります。
そのため、中では、ディスクが回転して、磁気ヘッドが読み書きをしているため、データの速度は、物理的なものとなり、遅いですが、容量が大きく・価格が安いのが特徴です。
SSDについては、SDカードやUSBメモリなどに使われている、半導体(チップ)にデータを保存する方法なので、物理的な構造がなく、速度が速いですが、価格が高いため、容量が小さめです。
今は、OS windowsのプログラムファイルや、アプリケーションのデータをSSDにして、写真や書類データは、HDDに保存するというのが、主流です。
SSDの価格は、どんどん下がっていっているので、これから、SSDがもっと広く使われていくと思います。
もう一つSSDには欠点があり、発熱と寿命です。
発熱に関しては、特に気にしなくていいものもありますが、ものによっては、冷却しないとパフォーマンスが悪いものもあります。
また、発熱することで寿命にも影響してきますので、放熱、冷却は、あったほうがいいでしょう。
今は、マザーボードに直接SSDの基盤を差し込める方式のM.2接続というものがあります。
M.2ソケットに接続する場合、対応のSSDを使いますが、そのSSDとても小さいです。
その、小さな基盤をマザーボードに差し込むことによって、PCケースの中は、とてもスッキリします。
PCケースの側面を透明にして、中を光らせたい方は、ぜひこのM.2でSSDを接続しましょう。
これで、2本は、ケーブルが減ります。
M.2は、ヒートシンクをつけることが多いです。
マザーボードにM.2のソケットがある場合は、冷却するためのヒートシンクもついていることが多いです。
寿命は、ハードディスクも5年といわれていますが、現在の肌感覚では、
5年以上持っていることがほとんどだと思が、SSDはどうでしょうね。
SSDも寿命は5年とは言われていますが、使い方や個体差によって、寿命は異なるでしょうね。
まだ、登場して、10年ぐらいでデータはそこまで取れていないのではないでしょうか。
ちなみにボクが使っていたSSDは、10年以上使えていました。
まだ、壊れてはいなかったので、まだまだ、使えていたかも。
電源
電源は、文字通りパソコンに電気を供給する装置となります。
選ぶポイントとしては、容量と省エネ性能と使い勝手(見栄え)の3点です。
容量については、もちろん足りていないとPCが不安定になったり、途中で落ちたりすることがあります。
多くの電源が出力50%あたりがもっとも変換効率が良くなるよう設計されているため、
必要となる電力の2倍ぐらいの容量のものを選ぶとよいです。
ちゃんと計算しないとわからないですが、おおよそ250~350Wあたりが一般的にミドルクラスの性能の消費電力になると思います。
そうすると2倍にすると500~700Wあたりの電源にするとよいでしょう。
PCの消費電力の計算方法は、下記のものが参考になると思います。
電源容量計算 システム構成選択
また、部品に対しても負荷が高い状態で動かしておくよりも余裕をもって動かすことでパーツの寿命にも影響してくると考えられます。
続いて、省エネ性能ですが、電源変換効率の認証というものがあり、規格で統一されています。
下記のものが規格になります。
・80PLUS STANDARD
・80PLUS BRONZE
・80PLUS SILVER
・80PLUS GOLD
・80PLUS PLATINUM
・80PLUS TITANIUM
下に行けば、行くほど高くなり、一番差が大きいところで10%以上電力のロスに違いが出てきます。
PCは、長時間つけておくことが多いのでできるだけ、省エネ性能が高いものをつけたいですね。
最後に使い勝手(見栄え)ですが、まず大きいものでプラグイン方式であるかどうかです。
プラグイン方式でないものは、電源から各端子の形状のケーブルが直接出ており、
使わないケーブルがあれば、どこかのスペースに入れたり、隠したりしないといけないです。
その点、プラグイン方式は、いらないケーブルは、はずすことができ、ケースの中身をきれいにすることができ、エアフローがよくなったりします。
また、大きいケースを使われる場合は、ケーブルの長さが足りないということも起こりえるので、最初から長いケーブルがついている製品を買うのか、ケーブルだけ買い替えるということもできるようです。
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